静・自・適
(せい・じてき)
静かに自分の心にかなうこと
静かに自分の心にかなうこと
風の強い日には、
フェリーが止まることもあります。
それでも、人はここで笑い、
海を見つめ、暮らしています。
不便さは、不足ではなく、ゆとりのかたち。
便利さの外側に、本当の豊かさがあることを、
この島が教えてくれます。
時計よりも、潮の満ち引きで一日が動いていく。
急ぐ理由も、焦る必要もない。
島では、
時間がゆっくりと体に馴染んでいきます。
都会では見失っていた“呼吸のリズム”が、
奥尻では自然に戻ってくるのです
島では、風が強く、冬は長い。
けれど、その自然が、
暮らしをやさしく支えています。
海が食を与え、森が風を運び、
火が人を集める。
ここでは、人もまた、
自然の一部として息づいています。
夜になると、街灯が少ないぶん、
星がよく見えます。
海の向こうに沈む夕日が、
明日の希望を映します。
この静けさこそ、いまの時代には貴重な贅沢。
何も起こらない時間が、心を満たしてくれます。
離島という選択
島の時間に寄り添いながら、
もう一度、流れを描くために。
新しい流れと静かな挑戦が、
この地に芽吹きはじめました。
観光も、雇用も、文化も。
すべてがゆっくりと、
確かなかたちで未来へとつながっています。